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stickwithu
2009.12.14 uploaded
03. nobody gonna take me higher 1
 都心、高級ホテル。
 広過ぎる部屋、大き過ぎる浴室、高すぎる窓からの出来過ぎた夜景。部屋はツインなのにベッドはそれぞれダブル。 一体一泊何十万するのか。たった一泊やそこら、しかも高校(卒業)生が使う部屋にしては無駄に立派で、未だビジネス ホテルで暮らすヒル魔は呆れ返る。先ほどのハーレーといい、ブランド物で固めた装いといい、ブラフもここまで徹底する と大したものだとヒル魔は思う。
 カサ、とリビングのテーブルに先程ドラッグストアで購入したレジ袋が置かれる。ヒル魔の人よりも幾分か良い視力が その中に不吉なものを見つけて、パチン、と無糖ガムを割った。
 「なっ………糞!テメー、こりゃ一体なんだ!!」
 「見てわかるだろ、かん」
 言い終わる前にクリフォードの口にカラスニコフが当てられる。
 「名前を訊いてるんじゃねぇ。これは一体何のマネか訊いたんだ。」
 「俺はそのままでもいいが、腹ん中残ってるまんまだと突っ込まれた後が辛いらしいぜ。」
 お前も初めてだし使ったほうがいいだろう、ソコの筋肉も柔らかく解れるぞ、と、片手で銃口を外しながらクリフォードが 言う。
 「…テメー、日本語分かってんな?」
 でなければこんな、日本語でしか書かれていないパッケージで、その商品だとすぐに分かるわけがない。ゴムやローション ならまだしも、一体どんな顔で買ってきたんだと、ヒル魔は頭を抱えた。
 「さァ?」
 けれども、クリフォードは如何にも人が悪そうに、片頬を歪めてニヤリと笑うだけだった。
 「そんなに嫌なら俺がやってやるよ、サニー。」
 「!……ざけんなっ!自分でやる!糞っ!」


********************


 ぼすん、と音をたてて、クリフォードに抱えられたヒル魔がベッドに横たえられる。
 何が悲しくて自分自身で男に掘られる準備などしなければならないのか――ヒル魔は何度も自問したが、自答する前に―― 否、一つしかない答を認める前に洗浄は終わり、タイミングを見計らっていたかのように入ってきたクリフォードに、 バスルームに拉致された。未だ高校生とはいえアメフト選手が二人、シャワーが降り注ぐ中キスに溺れる図もどうなんだと 思うが、そんな余裕も徐々に無くなっていった。
 バスルームを出てバスローブに包まれても、息は整わず、力の入らない体を抱え上げられ、ベッドまで運ばれた。 自分よりもパワーがあるとは分かっていても、こうして易々と運ばれると、それはそれで気に食わないのだ。
 「サニー、集中しろ。」
 たった今包まれたばかりのバスローブを剥がされ、すぐ脱がせんなら最初から着せんな、とヒル魔は思うが、顎を掴まれて、 我に返った。
 覗き込むクリフォードの碧い瞳がギラギラと欲望で濡れていて、ヒル魔は急激に喉が渇くのを感じた。
 クリフォードが緩慢な動作で自身のバスローブを脱ぎ、覆い被さってくる。
 「…おい、電気消せよ。」
 「チッ…いいだろ別に、カーテンは閉めた。」
 「そういう問題じゃねーだろ!」
 「ベッドサイドライトぐらい明るいうちに入んねーよ。」
 真面目に取り合わないクリフォードに、言っても無駄なら自分で消す、とばかりに、ヒル魔はベッドサイドに手を伸ばした。 が、それはクリフォードに阻まれる。
 「ったく、往生際の悪い生徒だな。どうせバスルームで全部見てんだ。今更恥ずかしがってんじゃねぇよ。」
 そう言って、バスルームの続きのように、クリフォードが唇を寄せてきた。チュク、と音を立ててヒル魔の薄い唇を吸い 上げ、舌で湿らせていく。ヒル魔も応えるように舌を差し出すと、クリフォードはヒル魔の後頭部に確りと手を回し、 唾液を流し込むように強く舌を絡めた。瞳は閉じず、視線は絡めたまま。
 「ぁ……はぁ…ぁ、は」
 ヒル魔が徐々に逃げを打つと、クリフォードは角度を変え、深くヒル魔の口内に侵入してきた。
 歯列、牙のような犬歯の付け根、上顎と、凶暴な舌は余す所無く侵略していく。
 「ん、んぅっ……ん、んー!」
 意思とは関係なく、体が次第に蕩けていくのをヒル魔は感じた。鼻から抜ける自分の声が余りに甘臭く、キスだけで こんなかよ、と心の中で毒づいてみる。
 「〜〜っは!…はっ、はぁ…」
 漸く唇が解放された時には、息も絶え絶えになっていた。
 クリフォードはそのまま口付けを下へ移動させていく。顎を舐め、喉仏をしゃぶり、鎖骨を吸い上げる。ヒル魔を安心させる よう、上半身を優しく撫ぜていた掌は、次第に意図を持って、ぷっくりと立ちあがった胸の尖りを掠め始めた。
 「ぁっん、ん、くっ…」
 「おい、唇噛むな。声出せ。力抜け。ヨかったらちゃんとイイ、って言えよ。」
 「テメッ、注文が多い、んだよ!…ぅっ、ぁ」
 クリフォードの大きな掌が、ヒル魔の胸を強弱をつけて捏ね回す。段々と指の腹で突起を押される段になって、 ヒル魔は逃れるように身を捩った。しかし、クリフォードのもう片方の手に足の付け根を押さえられ、逃げることも かなわない。
 クリフォードから見れば、それはもっと、と自ら胸を差し出しているようにしか見えなかったのだが。
 「っ……ぅ、く…ふ」
 クリフォードの喉がゴクリと鳴った。まだ乾かない前髪から水が垂れ、ヒル魔の胸に滴る。その僅かな刺激にも耐えられな いといった風に、ヒル魔の腰が浮き上がった。
 クリフォードは身を屈め、胸を弄る手はそのまま、ヒル魔の耳の中に舌を差し込み、クチュ、とわざとらしく音を立てる。
 「ぁ、は…あ」
 唇はヒル魔の尖った耳を食み、甘噛みする。ピチャ、ぬちゃ、と何度も往復し、きつく項を吸い上げた。同時に、ピクンと 主張した胸の粒を強く摘む。
 「んああっ…ぅっ!」
 「そうそう、優秀だな、サニー。」
 耳に吐息と共に吹き込まれて、ヒル魔は肩を竦めた。ベッドに投げ出していた両手をクリフォードの背に回し、背骨や肩 甲骨を辿るように撫ぜる。弾力のある引き締まった筋肉の感触に、それだけでヒル魔の体が温度を上げていく。
 ヒル魔を押さえ込んでいたクリフォードの手は、いつの間にか腰に回り、尾てい骨を引っ掻くように刺激していた。 その擽ったいような焦れったいような刺激に、ヒル魔は堪らずに緩く勃ち上がった自身をクリフォードの腰に擦り付けた。 焦らさないで、もっと直接的な刺激が欲しいのだ。
 請うように視線を投げれば、唾液に唇を塗らしたクリフォードと目が合う。クリフォードは薄く笑って、ヒル魔に見せ付け るように、ヒル魔の、まだ触られていない方の乳首にむしゃぶりついた。
 「ひっ!あ、あっ!やっ…ぁん…や、はぁっ」
 両の胸を指と舌で責められ、ヒル魔の胸と腹筋がビクビクと痙攣する。離して欲しくて、ヒル魔はクリフォードの髪に 指を差し込むが、力が入らずに、もっと、と善がる格好になる。腰が浮き上がるのを、最早自分ではどうにもできない。
 「ぁ、はっ…セ、ンセ……ぁ、き、も…ちぃ…ん!」
 チュウ、チュブ、と、乳首が吸われている音がする。このまま吸われ続けたら、赤く腫れ上がってしまうのではないかと 思うほど。
 「ぅあ、も、も…ぃ、から……ぁ……ふ…ぁああっ!」
 胸を責める手が離れたと思ったら、今度は今まで放置されていた前を強く扱かれて、ヒル魔は分けも分からず逃げを打つ。
 「こら、サニー、逃げんな。」
 ずり上がった体を引き戻される。もう前は完全に勃ち上がり、我慢汁を零し始めている。コントロールが効かないのだ。 もっと弄って欲しいのに感じ過ぎると体は勝手に逃げようとする。
 「イイ顔だぜ、サニー。」
 クリフォードは、ヒル魔の濡れた髪が乱れて顔に張り付いているのを、掻き上げてやる。そのままその手をヒル魔の開いた 唇に突っ込み、中指と人差指で蹂躙する。
 「んぅ、う、ふ、うんっ」
 その間にも、前を扱く手は止まず、陰茎を何度も上下に擦られ、亀頭に先走りを塗り込められ、鈴口を指の先で広げる ようにグリグリと押されて、陰嚢をも強弱をつけて揉み拉かれる。クリフォードの手の動きに合わせるように勝手に腰は 浮き上がり、少しでも熱を出そうとするためか、声も止まらない。口内を犯す指に、いつの間にか吸い付くように舌を差 し出していて、ヒル魔は体中が性器になったかのような感覚に囚われた。










むしろこの話エロメインです。死
ナチュラルにいちゃいちゃラブラブする二人が書きたかったのです。
でもあんまラブくもないし、エロくもないし…色々すみません。
あ、ヒル魔さんとは逆にクリフォード先生は百戦錬磨です。笑
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