秋も深まってきたある日麻黄町にある一軒の寺に一通の手紙が届けられた。
エアメールのそれに心当たりの無いその寺の跡継ぎでもある栗田良寛は今日も大好きなクラブ活動をこなし帰って来た所だっ
た。
一時期その大好きなアメフトを辞めてしまおうかと思った事も有った。
親友を無くした昨年の秋大会の後。
試合中腕を折られたQBの友人は己の為に姿を消した。
もう一人の友人にそんなことでアイツが喜ぶとでも思っているのか、アイツの為にもアメフトを続けなくてはいけないん
じゃないのか?と説得され、でもそう思える様に成るのに時間が掛った。
だが今の自分の姿を見たら口下手な友人は黙ってキックをくれるだろうか?(黙ってキックは誉めてる証拠らしかった)
封を切った封筒の中から滑り落ちて来た数枚の写真にはかつてと同じくシニカルな笑みを浮かべた親友がユニフォームで
仲間に囲まれた姿が有った。幸せそうに。
今はもう暮れてしまった遥か遠い東の空に向い懐かしい名前を言葉にのせてみた。
ヒル魔、と―――――
・
・
・
ぬぁああんとぉおお!!!
以前私がちょこちょこっと日記で書いた苛められっ子ヒル魔ネタから、
隊長(=Citrus gingerあやさま)がこんなに素晴らしい文章を書いてくださいました!歓喜!万歳!天晴!
まさかあのような「THE思いつき」ネタがこんなにも広がりを見せるとは!
本当に嬉しい限りでございます。ありがとうございます隊長!